Case

2016.01.18

ますます普及しつつある「Webカルチャースクール」

いま、語学教室やパソコン教室などを皮切りに、Web会議(テレビ会議)を使ったカルチャースクールが普及し始めています。数十人規模の小さな教室でも重宝されているとか。では実際にどんな風に活用されているのか、その一例をご紹介しましょう、

C「日本語教室」のサテライト授業を、Web会議(テレビ会議)で実現

たとえば、いま訪日外国人の需要が多い日本語教室を例に挙げてみましょう。大阪府内で1クラス20名ほどの日本語教室を開いているカルチャースクールが、ある生徒から「仕事が忙しいので、神戸の自宅近くで授業を受けられないか?」と頼まれました。そこで神戸にサテライト教室を設け、Web会議(テレビ会議)を使って大阪の授業風景を大型モニターで映し出す、遠隔授業をスタートすることにしたのです。

 

モニターを通して日本語の先生がこちらを見ながら話をし、それを聞いている大阪の生徒の延長線上に、サテライト教室の生徒がいるといった雰囲気です。いい音響とリアルな画像があれば、先生が実際にいないという現実だけを除けば、あとは普通に授業を聞いているのとまったく同じ状態を創り出すことができます。質問があれば、マイクを通して遠隔地の先生に質問すると、リアルタイムに返事をもらうことも可能です。これを機に神戸のサテライト教室を受講する生徒も増え、企業側としてはひとりの先生の授業で複数の地域に生徒が持てるという、今までにない集客の道を拓くこともできました。

◆語学教室、パソコン教室をはじめ、ヨガ、ピラティス、着付け、楽器といった、様々なカルチャースクールが中継で開催できるようになりました。

 

 

 

 

C近隣では受けられない国際手話を、遠隔授業で学ぶ

国際手話のように、近所のカルチャー教室ではあまり見かけない技術を習得するには、遠隔授業がまさに絶好のチャンスを提供できます。東京都内にある国際手話のスクールでは、「国際手話を学びたいけれど、遠くて行けない」という聴覚障害者の方の要望に応えて、遠隔授業を始めたそうです。平日の昼間と夜間に講座を設け、パソコンを使って授業に参加し、質問などがあればチャット形式で対応できるというもの。インターネットを通じて国際手話を学んだ方の中には、国際手話通訳ガイドとして活躍される方もいるそうです。障害者の方の就業支援にも、遠隔授業は大いに効果を発揮しているのです。

 

また、公立高校などの教育施設でも、インターネット回線を使った手話の遠隔授業は行われています。Web会議(テレビ会議)を使い、他校にいる福祉担当の教員が画面上で手話の講義をし、生徒がそれを閲覧するというスタイルです。こうした取り組みが広がると、他校と協力し連携することで、より充実した授業展開が可能となるでしょう。

◆ビジュアルコミュニケーションによって、聴覚障害を持つ方の活動の幅が広がりそうです。

 

 

 

 

C教室に通えない人には、「Webカルチャースクール」が強い味方に

仕事や育児・介護などで忙しい人や、怪我や病気で療養中の人、高齢者などにとっては、今後「遠隔カルチャースクール」がうってつけの学習スタイルとなるでしょう。実際にヨガやダンス、ゴルフ、テニス、料理、音楽といった分野は自宅にいながらにしてレッスンを受けやすい条件も整っている科目です。

たとえば、子育て中のママが自宅でギターの遠隔レッスンを受けたいと思った場合は、子どもがお昼寝中の時間にレッスンタイムを設定することが可能です。Web会議を使って、パソコンの画面を前にギターのレッスンをスタート! 先生は指の動かし方から音の強弱まで、細かく指導をしてくれますが、通常のレッスンは30~50分がせいぜい。自宅に帰った後で「あれ?このフレーズはどうやって弾けば良かったか、忘れてしまった」という場合でも、Web会議(テレビ会議)を使ったレッスンなら、録画した映像を再生して授業を見直して再確認することができます。

こうしたインターネットを使った学びへの取り組みは、今後もますます広がりを見せる傾向にあります。より多くの人が、自分の希望する学びを実現できるという意味でも、Webカルチャースクールは大いに価値があるといえそうです。

 

◆伝統のお稽古ごとも、Web会議(テレビ会議)によって、世界中にお弟子さんを作ることができるかもしれません。

 

 

 

 

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